レンジフードファンの内部のシロッコファンの外し方 ・ 機種別お手入れの方法 |
◆お問い合わせの多いファン固定ネジについて |
シロッコファンはレンジフード本体の形状が違っても、取り外す方法は基本的に同じです。一部の製品はネジではなくワンタッチのプッシュタイプの製品があります(取説を参照下さい) *下記画像も参照下さい |
ワンポイントアドバイス |
①ファン固定ネジを外してもシロッコファンが外れない場合 |
長年に渡り外さなかった場合は油が固着していますので、外れにくい場合があります。強めに引っ張っても外れない場合は、しばらく動かして回転部の熱により油が柔らかくなった時点で、木槌やドライバーの柄の部分でボルトの頭を2~3度叩いて下さい(ドアにノックする程度で)。ファン本体が反動で少し出てきますのでその後は手で引っ張って下さい。またドライヤーで温める方法もありますが、油に注意して下さい。 *VRAタイプは下記製品別項目を参照下さい。 |
②外したついでにグリスを注入しましょう |
長期間使用していますとモーターの回転軸の潤滑油が消耗し、動かした時に異音がする場合があります。異音が発生する前に注入しておけば問題は、事前に解決出来ます。もし使用中に異音が出始めたら、ファンを外し回転軸の付け根にグリスを注入して下さい。『グリスは必ず長期潤滑剤タイプ』を使用して下さい。 CRC556は使用しないで下さい(長期潤滑には向かず、元の潤滑油まで流してしまいます。しばらくは音が消えますが、その後は再発し音もひどくなります)。 長期潤滑タイプのグリスは、粘性が高い為、すぐに音が消えない場合があります、音の発生箇所に届くまで時間がかかる為です。弱回転で数回に分け動かして下さい。2~3日程度で音が消えます。それでも異音が消えない場合は、後方の軸受けの潤滑油が消耗したと思われます。無理して継続使用しますと発熱し危険ですので、タカラのメンテナンスに修理の依頼をして下さい。モーターの交換が必要です。 参考写真(自分で分解修理:お勧めは出来ませんが参考にして下さい) *使用年数を経過したレンジフードから異音(キーキー、キュルキュル)が発生した場合は早めにグリスを注入して下さい。音が消えない場合は、モーターの交換が必要です。そのまま無理してのご使用は、『モーター部の過熱』『モーター負荷によるスイッチの損傷』など危険な状況になる場合があります。かならずメンテナンスにご依頼下さい。 |
・ファンが廻ると内部で『カラカラ・・』と音がする | 内部に何かが入りこんでいますのでファンを外して、内部の掃除が必要です。小さな物でしたらスイッチの『強』を廻せば外部に噴き出す場合もあります。 |
・ファンが廻ると内部で振動音がする | 内部のビスの緩みが考えられます。特にベルマウス用の蝶ナットの緩みがないか確認して下さい。 |
・運転していないのに内部で『パタンパタン・・』と音がする | 風の強い日に起こる場合があります。レンジフードの内部には風が逆流しないようにシャッターがありますが、風向きや強さによりダクト内が負圧になりシャッターが開く場合があります、それが閉まったときに音が発生します。異常ではありません。どうしても気になる場合は電動シャッターを付けると解決します(機種により可否があります) |
・スイッチのON、OFF時にファン以外のモーター音『ジー』が数秒する | 電動シャッター付きの製品です。高気密住宅などで主に使われます。正常に作動している音です。 |
・ファンを廻すと内部で『キュルキュル・・』と音がする | モーターの回転軸のグリス切れです。詳しくは上記のグルスの注入の仕方をご覧ください |
・以前と比較して音が大きくなった |
モーターの劣化、破損により唸りを発生している場合は、タカラのメンテにてモーターの交換が必要です。 ファンの清掃時にバランサーを取り外してしまっ為に振動が発生している場合はファンの交換が必要です。 バランサーとは・・ |
設計上の標準使用期間 10年 (想定使用時間2410時間/年) *日本工業規格JISC9921-2 |
VUSタイプ |
このタイプで整流板が無い製品がありますが、それ以外の外し方は同じです |
『VU・VUSシリーズ』取説.pdf 『VL、VLHシリーズ』もほぼ 同じです。 |
手順 1 ⇒ | 手順 2 ⇒ | 手順 3 ⇒ |
整流板を下げグリスフィルターをはずして下さい |
円形の枠(ベルマウス)を蝶ネジを廻して外して下さい |
ファンの中心の固定ナットを右に廻して外します。(逆ネジです)ファンを手前に引っ張って外して下さい。 |
手順 4 ⇒ | 手順 5 | |
ファンを外した状態です。この機会にグリス注入しましょう。*上記のワンポイントアドバイス参照下さい。 |
シロッコファン本体を外した写真です。付着した油は、お湯に洗剤を溶かししばらく付け置きします(お湯が冷めない程度)その後、古歯ブラシ等で落として下さい。 |
VMAタイプ |
VMAタイプの特徴 トリプルガード ①ホーローシャットアウトパネル採用 本体内部への油の浸入をカットします ②親水性グリスフィルター グリスフィルターは親水性の為水洗いで綺麗になります(クレンザー使用不可) ③ホーロー整流板 |
vma
vmr vmr-m.pdf VMRタイプの取説 |
手順 1 ⇒ | 手順 2 ⇒ | 手順 3 ⇒ |
整流板を下に下げ、グリスフィルターを外します。 |
枠(ベルマウス)は内側を両手で持ちながら右にずらしながら下に外して下さい。上面に油が溜まっていますので注意して下さい。 |
ファンの中心部の固定ナットを右に廻して外します(逆ネジです)。ファンを下に引っ張って外して下さい。 |
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手順 4 ⇒ | 手順 5 | |
ファンを外した状態です。この機会にグリス注入しましょう。*上記のワンポイントアドバイス参照下さい。 |
シロッコファン本体を外した写真です。付着した油は、お湯に中性洗剤を溶かししばらく浸け置きします(お湯が冷めない程度)その後、古歯ブラシ等で落として下さい。 |
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VRAタイプ |
VRAタイプの特徴 ホーロークリーンレンジフード ・ホーローグリスフィルターは食洗機で洗浄OK (アルミ製は食洗機使用不可) ・黒い部分はホーロー製で拭くだけで綺麗になります(ホーローシャットアウトパネル採用) ・親水性シロッコファン採用、水に漬けるだけで油を落とします。(クレンザー使用不可) ・ホーロー整流板採用 |
vra751 901 torisetu.pdf VRAタイプの取説 |
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手順 1 ⇒ | 手順 2 ⇒ | 手順 3 ⇒ |
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整流板を下げ、フィルターを外して下さい。ホーロー製グリスフィルターは食洗機で洗えます。 |
枠(ベルマウス)は内側を両手で持ちながら左にずらしながら下に外して下さい。上面に油が溜まっていますので注意して下さい。 | このタイプはワンタッチで外します(矢印の部分を親指で押しながら下に外して下さい。 |
油の固着等で外れにくい場合は、上に押し上げてから(3mmほど動きます)、そのはずみで引っ張れば外れます。 |
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手順 4 | ||
ベ | ホーロー製グリスフィルターと ベルマウスは食洗機の使用が 可能です。念入り運転で洗浄。 シロッコファンはホーロー製では ありません。またクレンザーの 使用もしないで下さい。親水性 塗料がとれてしまいます。お湯 にしばらく付けた後、スポンジと 市販の中性洗剤で落とせばより 簡単に綺麗になります。 |
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親水性シロッコファンの為、水の浸け洗いでOKです |
◆油溜まりの箇所について | ここでの表示機種は代表機種です。機種により異なります |
VMA・VRAタイプ | |
ベルマウスの外し方 ・外す時内側に油が溜まっていますので注意して下さい ・外す方向は機種により左右が異なります。製品の表示をご確認下さい。 |
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組み付けは、外した手順と逆にして下さい。それぞれのパーツは乾かしてから取り付けをするようにして下さい。 |
VT-602 |
VDS-602 |
VK-251P |
../web image/vt.pdf 取説 |
../web
image/vds.pdf 取説 |
../web
image/vk251p.pdf 取説 |