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内部のシロッコファンを外すまでは、お手入れ手順と同じです。
前面のフード部分を外した方が作業がし易いので今回は外します。
・フード部の両サイドの蝶ネジを少し緩めます。
・機種により上部にも緩めるビスがある場合があります。 |
② |
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スイッチ部分と繋がっているコネクターを一度外します。これでフード部が外れるはずです。作業が楽に出来ます。
再装着を忘れずに! |
③ |
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シロッコファンを外すとモーターが見えます。最初の異音がした時は正面の軸の付け根にグリスを注入して予定通り解消したのですが、今回はモーターを解体するために、まず外します。矢印の4ケ所のビスを一度外します。 |
④ |
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モーターと繋がっているコネクターを一度外します。これでモーターを外すことが出来ます。 |
⑤ |
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外したモーターです。意外と重いです。 |
⑥ |
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さらにモーターを分解したところです。やはり後方の回転軸(写真は下)の部分が摩擦による過熱の為焼けたように変色しています。ここから異音(キーキー、キュルキュル)がしていたのです。
この部分は外部からのグリスの注入は無理ですから、この時点でモーター自体を交換しなければいけません。
無理して長時間使い続けることは危険です。 |
⑦ |
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さらに分解(引き抜くだけ)して回転部分だけ取り出しました。 |
⑧ |
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前面の回転軸にグリスを注入します。この部分は分解をしなくても外部から注入すれば届きます。 |
⑨ |
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後方の回転軸にはしっかり注入します。手で廻してもかなり重くなっていましたのでモーターにも負担になっていたと思われます。注入するとスムーズに回転するようになりました。
この後は手順を逆に遡り装着していきます。スイッチを入れて正常に回転することを確認して終了です。
次回はやはり製品交換でしょう。 |
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参考:長期潤滑タイプのグリスです。普段は家のドアのヒンジ部分や車のメンテナンスに重宝しています。
注:CRC556は潤滑剤の代名詞のようになっていますが、今回のような場合は使用してはいけません。即効性はありますがすぐに再発します。あくまでも『長期潤滑タイプ』を使用して下さい。
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