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  タブー集   ※よくある間違った使い方や気を付けて頂きたい点を羅列しました

   ●過去実際にあったことなどを、あえて掲載します。
                       タカラユーザーが同じ間違いことをしないように!

 キッチン編
・ステンレス天板、シンク(水槽)を金属タワシで磨く
 ステンレスを傷つけるだけです。絶対にしないでください。金属タワシはお鍋(調理器具でも注意が必要な素材もあります)を磨く時だけにして下さい。キッチンのお手入れを参照下さい。
・ステンレスの錆
 これもよくある問題です。ステンレスは錆びないとお思いの方もおられますが、ステンレスも環境によってはもちろん錆びます。いわゆるもらい錆が一般的ですがその他の場合でも錆が発生します。ユーザーのご使用上の原因がほとんどです。
 一般家庭において通常のご使用で普通にお手入れしていれば問題はありません。万一サビが発生した場合は早めにクリームクレンザー(市販のジフなど研磨剤20~30%)で磨けば取れます。昔、キッチンメーカーがステンレスのPRの為、磁石がくっつかないのが良いステンレスと広めたのが、今になってユーザーの誤解を招くあだになってしまいました。当時は技術的に柔らかいステンレスでないと深いシンクのプレス加工が出来ず、仕方なく高価な材料を使っていました。現在はレアメタル(クロム、ニッケル)問題の背景の中で、主力メーカーは技術的にも進歩し資源的にもコスト的にも価値があるSUS430ステンレス(製鉄メーカーでは独自のステンレスを開発してレアメタル対策をしています)を標準としています。しかし耐食性だけに関してはSUS304に劣ります。前述しましたが普通に使用すれば何の問題も無く、対応も効きます。資源的な背景がある以上、以前のような必要以上の耐食性のあるステンレスは希少な物となります。時代に合った意識の切り替えが求められています。ちなみにどこの家庭にもあるステンレス製の「スプーン」「フォーク」「包丁」など直接口に入ったり、食品を切ったりする製品も磁石がくっつく方であることを付け加えておきます。   参考:ステンレスシンクの錆と洗剤     参考:キッチン天板のお手入れ
・ガスコンロやIHヒーターのグリル排気口を塞いで使う
 
ガスコンロやIHヒーターにはグリルからの排気が出るところがありますがそこに物が落ちないように、アルミホイルでしっかり塞いで使用したユーザーがいました。気持ちはよく分かりますが絶対にしてはいけません。ユーザーから天板にヒビが入ったとの連絡が発端でした。人大天板にヒビが入ることはめったに有りません。現場を一目見て原因は分かりました。グリル排気口廻りの熱によるものでした。天板も簡単には燃えないでしょうし、キャビネットはホーロー製でしたから火事には至りませんでしたが危険な状況でした。
・シリコンコーキング部分を使い古しの歯ブラシでこする
 日本の主婦は古歯ブラシを使わせたら世界一です。綺麗好きですし、小まめで器用です。しかし使いどころは選んで頂かないといけません。確かに細かな目地は手入れしづらく面倒ですが・・。水廻りのシリコンコーキングはその一つです。このコーキング剤は屋内であれば何もしなければ、おそらく20年程度はもつと思いますが、手入れの方法が悪いために漏水の問題が発生します。表面がめくれてきたら引っ張ってはいけません、奥まで入っている部分が外れれば確実に漏水に繋がります。ホームセンターで販売しているシリコンシーラントを充填すれば問題は解決します。
・食洗機に手洗い用の洗剤を使用
 
食洗機で洗った後真っ白になってしまったと連絡がありました。よく見ますと洗剤の箱書きに「食器洗い用」と記載があり紛らわしい洗剤でしたが手洗い用のものでした。洗剤メーカーはおそらく洗濯用洗剤と間違わないように食器洗い用と表示したのでしょうが、食器洗い機用とは一字違いですが大違いです。金額より使い慣れた物を使いましょう。
 食洗機用の専用洗剤はアルカリ性です。素手で使用すると手荒れを起こします<食洗機用洗剤のページ>
・IHヒーターに「汚れ防止シート」「感熱プレート」などを載せる
 最近、IHヒーターのユーザーが増えていますが、IH用のお鍋を購入の為売り場でつい買ってしまう商品に「汚れ防止シート」「感熱プレート」といった、いわゆるアイデア商品があります。これは全てのIHメーカーが誤作動の原因になるとして使用禁止しています。国民生活センター資料
・IHヒーターの上にカセットコンロを載せる
 IHヒーターは土鍋が使えません。その為カセットコンロを使うご家庭が多いようです。カセットコンロは自体は便利で非常時役に立ちますので必需品だと思います。しかし、IHの上にカセットコンロをおいてはいけません。絶対に!IHヒーターは正しく使えば非常に安全で事故の少ない製品ですが、国民生活センターの事故の中で、IHヒーターの上にカセットコンロおいて煮焚きしている時爆発事故が起きた例が報告されていました。ここから先は私の推測も入りますが、おそらく一度煮たせるまでは換気扇の下でとの思いで置いたのでしょう。しかしここで悲劇がおこります。おそらくはつい習慣でIHの方のスイッチを入れてしまったのでしょう。カセットコンロは全体が鉄の鋼板で出来ていますから、想像するのも怖いくらいです。ある番組で実験をした映像を見ましたが、1分もしない内に爆発しました。人命を奪う可能性のある破壊力です。人間はミスを起こしますがIHヒーターの上にカセットコンロを置くのはミスではありません。絶対にしてはいけないことです。普段から『鍋とフライパン』以外は置かないという習慣が大切です。
・換気扇に汚れ防止フィルターを付ける
 
換気扇を製造しているメーカーは専用のフィルターをつけていますのでそのまま使うのが正しい使い方です。市販の後付けフィルターを推奨している換気扇メーカーは有りません。理由は2点です。①換気扇の設計上の能力が出ず状況により酸欠に繋がる②取り付けるように作っておらず油を吸ったフィルターが火元に落下すれば火災に繋がる。詳しくは換気扇のページへ
・ガスコンロ、IHヒーターのガラストップに体重を懸ける
 
そんなこと誰がするのと思いがちですが、意外にやってしまいます。そしてガラストップを割ってしまいます。これはレンジフード内部の掃除をする時、ついそっちに気が行ってしまいガラストップに手をついてしまうことで起きてしまいます。ガラストップは耐熱ガラスであって強化ガラスでは有りません、もちろん通常の使用には十分耐える強度はありますが人の体重を支える構造にはなっていません。特にガスコンロはバーナー部分の開口部分があるため尚更危険です。但しタカラハイパーガラストップはホーローと同様の構造ですので割れることはありませんが。
・換気扇を回さずにガスコンロを使う
 換気扇は匂いや煙を外に出すだけではありません。詳しくは換気扇のページへ
・浄水器にお湯を通す
 水栓の吐水口につけたり、一体型になったタイプがありますが、その場合お湯を通すこともできます。しかし浄水器カートリッジはお湯を通さないのが基本です。基本的に40℃以下(メーカーにより35℃以下)で使用しないといけません。お湯は水とは異なり物を溶かす力が強いためにせっかくカートリッジに閉じ込めた不純物や物質が溶け出してしまうからです。もし間違って通してしまったら30秒から1分程度水をとおして捨てれば後は普通に使用してOKです。
 また、浄水した水は備蓄には向きません(塩素を除去するカートリッジの場合)。殺菌する塩素が無いため、特に夏場は24時間以内に消費して下さい。
・キッチン、台所の結露について ・トラップからの水漏れについて
 ごく稀ですが水漏れと勘違いするのが結露の問題です。大抵はキッチンから水漏れしているという連絡が発端になります。工事直後ならともかく、日数が過ぎてから水漏れということはあまりありません。ここでは結露の例です。結露を甘く見ては困ります。蒸し暑い日にテーブルの上に氷水を入れたコップを置いておくとどうでしょう。数分でテーブルの拭き掃除が出来る位コップの周りに水が溜まっているはずです。キッチンのトラップはコップの数倍の大きさがあり、必ず封水の為の水が溜まっています。地下水を使用している住宅は夏場にトラップが結露してその水が排水パイプとたどって床まで流れ出てきます。冬場は湯気の多い台所で暖房のしすぎにより冷えた壁や窓から水がつたわって流れ出てきます。台所は水の出どころがキッチンしか無いためキッチンが疑われますが原因は暖房のしすぎによる結露です。夏場の対策はトラップの廻りを配管用の保温テープを巻けばOKです。冬場は暖房をしない時の水の状況を確認し、結露と判断したら、①湿度を下げる(換気扇を廻す)②暖房の温度を下げる、など部屋全体を結露しない状況にしないといけません。

 稀には排水トラップ(ごみ収納)の下あたりからの水漏れもありますが、年数の経過による『ナットの緩み』による漏水が考えられます。排水管の塩ビ製ナットは手で締めるだけでOKですので締め付けて下さい(強く締めけ過ぎるとゴムパッキンを破損します)。また緩みの原因が塩ビ製ナットの割れによる場合はパーツ交換が必要ですので、タカラへの依頼が必要です(その際はトラップの方式の確認が必要です)。⇒シンクパーツのページ     ⇒排水トラップの点検
・塩素ガスによる金属部の腐食
 キッチンの金属部分が錆びた。という連絡があり、いつもの『もらい錆』かと思いながら現場に行ってびっくり、なんと流し台の扉のチョーバン(ステンレス製)が全て苔が生えたように赤さびがびっしり付いている状況でした。隣のガス台の中を見ますととてもきれいな状態です。なぜ流し台だけ?この現場は住宅ではなく事務所の中にあるキッチンで最近は空いている状況だったようです。原因を推測すると、流し台とガス台の違い、つまり排水管が有るか無いかの違いです。そこで下水処理の方法を確認しますと浄化槽を使用していました。原因は浄化槽の殺菌用塩素からでたガスの逆流でした。通常は下水配管の途中のトラップで止まるのですが、しばらく空いている状態だったため、トラップ内の水が無くなりガスが逆流したのです。空家に入った時、塩素臭い臭いがするのも同じです。塩素ガスは金属を腐食させます。住宅の完成後、入居までの日数がある場合でも、賃貸住宅で入居者待ちの物件でも、トラップの水は切らさないようにしないといけません。
・手入れを怠ったクロムメッキ部分のザラツキ
 上の錆と同様です。扉の取っ手でよく触る取っ手は光沢があり、あまり使わない扉の取っ手は光沢が無くザラツイテいるという経験は無いでしょうか?手の脂が光沢を出しているということは一概に否定はできませんが、一番の原因はクロムメッキなどの金属皮膜に空気中の腐敗ガス(塩素ガスなど)が付着し時間をかけて表面を酸化させた結果、現象としては、光沢が無くなったり、表面がただれたようになります。これを防止するには定期的に空拭きするだけで付着している腐食ガスを取り除く効果が有ります。
・トラップ内のインナーを外して使う
 遠い昔、キッチンが臭うという連絡が有りました。ホーロー製品でしたので臭う筈がないと思いながら伺いますと、トラップの中のインナー(お椀を伏せたような形状)に穴を開けて使用されてました。理由は水の流れが悪いからというものでした。トラップは下水からの匂いを止める役目もありますから、穴を開ければ匂いがするのが当たり前です。もちろん外して使うのも同じです。


 浴槽・システムバス編
・風呂水ワンダーを使う
 お風呂の水の中の雑菌を殺し2~3日水を入れ替えないで使える製品ですが、カラーステンレスタイプの浴槽には使用できません。喫水線(お湯の水面ライン)の所で綺麗にツートンカラーになります。一見浴槽の色がはげてしまったのかと思うくらいですが、実は逆でお湯に浸かっていた部分に色が付着して変色します。被膜の厚みを検知するセンサーで計測すれば明確に判断出来ます。タカラの取説にも、ふろ水ワンダーの説明書きにも使用しないよう記載しています。
・窓・ドアを全開にして換気扇を回す
 部屋の換気は、入口を狭く、出口を広くするのが基本です。そうすることで効率よく換気が出来き、対流効果もあります。別項<カビ対策ページ>を参照下さい
・循環金具を外して使う
 浴槽内の循環金具は定期的なお手入れが必要ですが、めんどうくさいと外して使ってはいけません。循環金具はフィルターであると同時に給湯機側への「行き」と「帰り」を仕分けする役目があります。温めたお湯がすぐに給湯機へ戻ってしまったら湧き上がったとセンサーが感じて沸かすことを止めてしまいます。また逆に循環金具が目詰まりした場合も、ぬるいお湯を吸いこめず、近くの熱い湯を吸いこんで同様の現象が起こります。いつも綺麗にしていないといけません。
・システムバスを使い始めから洗い場の排水口に流れずに水があふれる
 新築ではほとんど発生しません。浴室のリフォームでシステムバスを使って既存の排水管に接続した場合に起こりやすい現象です。また数日使ってから起きる現象ではありません。最初に起こります。原因はWトラップ(二重トラップ)の場合があります。既存の排水管に屋外で排水枡(トラップ)がある場合、システムバスの排水トラップとの間にエア溜まりができ水が流れない(ボコボコ音がして流れにくい)現象が起こります。応急的にはシステムバスの洗い場排水トラップ内部のインナーを外せば改善しますが、長期間そのまま使用しますと排水管からの臭気が浴室内に出てきますので、発注先業者、設備工事店に改善をしてもらいます。
・カビキラー
 お風呂の洗剤としてポピュラーな洗剤ですが、使い方を間違えると危険です。説明書をよく読んでからご使用下さい
 別項<カビ対策ページ>を参照下さい。
・ドアから水が脱衣場ににじみ出る
 現在のシステムバスは洗い場と脱衣場の段差がほとんどない設計になっています(バリアフリー設計)ので水じまいは入口(ドア、折れ戸、引き戸)の構造に依存しています。普通はよほど大量に掛けない限り脱衣場側へ水がでることは無いのですが、レールの部分に綿ぼこりが溜まった場合レール部分の排水がスムーズに流れず、また綿ぼこりが水を吸い上げた結果行き場をなくした水が脱衣場側へ滲みでてきます。脱衣場の掃除をする時、一緒にレール部分も掃除機で吸い取りましょう。 ・ドア下カバーのお手入れの仕方
・温泉の使用 
 地域によっては一般家庭で温泉を引き込めたり、汲み置きして使える所が有ります。それを使用する現場に対してはメーカーでは基本的に積極的な販売はしないと思います。なぜなら製品にとって問題無いとは絶対に言えないからです。温泉の泉質は狭いエリアでも異なりますので、そのエリアの成分表が有っても特定できず、判断ができません。しかしユーザーの理解の上であればいいと思うのですが、その理解の違いを痛感した例があります。数年使用したと思われるユーザーから連絡が入り、ミラーの曇りや水栓の変色など苦情がありました。そこは単純アルカリ泉ですので見た目は普通の水と同じですがやはり温泉ですので当然この程度の問題は起こります。長野県に数年いましたが長野県でも温泉を使える地域はたくさんありますがこのような苦情はまず有りません。1~2年程度で換気扇や水栓は交換が必要ですし、浴槽も変色しますが、それも自宅で温泉を使うことへの対価として理解されています。いわば温泉を使うことの贅沢税みたいな感覚なのでしょう。排気量4000ccの車を購入したユーザーが燃費にクレームをつけないのと同じです。確かに温泉が当たり前の地域と比較するのはちょっと厳しいかもしれませんが、販売する側も購入する側もプレ説明(理解)が足りなかったのが問題です。このような例は温泉に限らずいろんなケースで有ります、地下水の使用なども同じです。       ・入浴剤の使用について
システムバスの浴槽から音がする
 時々お問い合わせを頂く場合がありますが、結論を言えば異常ではありません。特に人造大理石のバスタブは音が出ることはよくあります。人大浴槽の材質は樹脂(アクリル又はポリエステル)で出来ていますので、温度で伸縮します。お湯を入れた時や冷めた時にも発生します。バスタブの廻りのコーキング目地が他の部分より太くなっているのはそのことを見越した設計です。
 しかし空の状態で入った時、四隅のどこかでカタカタと音がする場合は浴槽のアジャスターが狂っている場合が考えられます。その場合はタカラにご相談下さい。
・システムバスの窓を開けて換気する
 換気することは悪いことではありませんが、残念ながら換気扇の使い方が上手にされていないのが実情です。たまには風を入れることも必要だと思いますが、風はあくまで『風任せ』ですので普段は換気扇を使いましょう。日常的に窓を開けることが習慣になりますと、冬場でもうっかり窓を開けっ放しにしてしまうことがあります、そうしますと保温性の高いシステムバスも関係ありません、外部と同じような温度になり『凍結』して特に水栓が破損します。かなり多い原因です。
 換気扇の使い方は『カビ対策ページ』を参照下さい